座っている人に話しかけたとき、電車で人の前に立ったとき、他人の頭の臭いが気になることがありますよね。
その距離で臭うことを知っているからこそ、自分の髪の嫌な臭いに気づいたら、人と近づくのをつい避けてしまう…。
こんな女性はあなただけではありません。
なぜか冬になると頭皮の臭いに悩まされる女性のために、その原因と予防法を紹介します。
頭皮の臭いが気になるのは夏ではなく冬
嫌な体の臭いで最初に思いつくのは「汗」ではありませんか?
「汗臭い」という言葉もあり、デオドラント用の製品も出回る「夏」の方が
自分の臭いが気になる人も多いでしょう。
しかし、頭皮だけは別!頭皮が臭くなるのは、夏ではなく「冬」なのです。
頭皮の臭いの原因は、
古い角質や汚れによる雑菌の繁殖と皮脂の酸化によるものです。
毛穴に詰まった汚れは、夏は汗と一緒に流すことができますが、
冬は汗の量が減りますよね。
また、乾燥を防ぐために皮脂が過剰に分泌するのも冬です。
このことから寒い時期になると、雑菌や酸化による頭皮の嫌な臭いが気になるのです。
ホルモンバランスの乱れも臭いの原因に
皮脂の分泌はホルモンにも影響されます。
女性ホルモンに比べ、男性ホルモンの方が皮脂分泌の量が多いため、
普段はあなたも自分の臭いを気にする機会が少ないかもしれません。
しかし、女性であっても女性ホルモンが減少すると、男性ホルモンが増えます。
男性ホルモンが活発になると、皮脂の分泌も活発になるのです。
このホルモンバランスが乱れる原因は、ストレスや睡眠不足。
年末年始の女性は職場でも家庭でも、とても忙しい時間が続きます。
そのためにストレスが溜まりやすく、睡眠も充分にとれないこともありますよね。
そんな多忙な時期にはホルモンバランスが乱れ、過剰な皮脂分泌で臭いの原因を作ってしまうのです。
嫌な臭いを防ぐおすすめの頭皮ケアとは?
まず、やってはいけないことは「洗い過ぎること」です。
臭いを防ごうと、シャンプーの回数を増やしたり、強い洗浄力のシャンプーで頭皮をゴシゴシ洗ったりしてはいけません。
適度な皮脂は頭皮から水分の蒸発を防いでいます。
皮脂を取り除いてしまうと、乾燥した頭皮はさらに皮脂量を増やし、逆効果になるのです。
シャンプーの方法を変える
シャンプーの際、丁寧に行いたいことは
「予洗い」「すすぎ」「ドライヤー」の3つです。
シャンプーを髪の毛につける前に、ぬるま湯だけでしっかり洗って下さい。
そうすることで、髪の毛の汚れや皮脂が落ち、シャンプー剤を髪の毛に付けている時間が短縮されます。
またシャンプーの泡立ちが良くなり、強い力で頭皮や髪の毛を痛めることもありません。
シャンプーが髪や頭皮に残らないように、しっかりすすぎましょう。
「予洗い」と「すすぎ」は同じぐらいの時間をかけて念入りに行ってください。
ドライヤーでしっかり乾かすことも、臭いの防止には大切です。
頭皮が濡れていたり湿っていたりすると、雑菌が繁殖し、嫌な臭いの原因となります。
髪や頭皮の保護のためにも、ドライヤーは近づけ過ぎないようにしましょう。
頭皮マッサージを行う
寒い季節に肩や首が凝るということも少なくないでしょう。
そんなあなたは、頭も同じように凝っているはずです。
凝りで血行が悪くなっていると、頭皮も固くなって代謝が乱れます。
頭皮は肌と同様にターンオーバーをしているため、代謝が乱れると古くなった角質が除去されず残ったままになってしまいます。
この角質がエサとなり雑菌が繁殖します。
血行促進し頭皮環境を整えるため、両手の指の腹で頭全体を優しくマッサージしましょう。
このとき、専用の頭皮ローションを使ってマッサージすれば、乾燥防止にもなりますよ。
この冬は髪の臭いを気にせず会話を楽しみたい
自分の頭の嫌な臭いは、とても気になりますよね。
洗い方や頭皮マッサージでは解消しないというときには、シャンプーの種類にも気をつけてみてください。
たくさんの商品があり迷ってしまいますが、頭皮環境に特化した
「スカルプ系シャンプー」や「オーガニック系シャンプー」に注目して探してみると良いでしょう。
「アミノ酸系シャンプー」も洗浄力が強くないためおすすめです。
今年の冬は、頭皮のニオイ悩みから解放され、他の人ともう一歩近づいて会話を楽しんでくださいね。
お気に入りのシャンプーがまだ見つかってなかったり、シャンプージプシーを繰り返している人は、この記事も参考にしてみてください。